おきることも うれしかった
あるくことも たのしかった
とけいの針を ながめていた
雨のしずくを みつめていた
ゴハンだけで たべられた
お湯だけでも おいしかった
本のかおりを かいでいた
風のにおいを かんじられた
名もない虫が すきだった
いきもの全部 友だちだった
暗くなっても ボールがみえた
雪がふれば ドキドキした
カゼぐすりが のめなかった
0時すぎると おそろしかった
テレビやラジオに でてみたかった
はやく大人に なりたかった
やりたいことは 無限にあった
あしたの先は はてしなかった
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