ちいさかったころ

おとぎ唄

 

おきることも  うれしかった

あるくことも  たのしかった

とけいの針を  ながめていた

雨のしずくを  みつめていた

ゴハンだけで  たべられた

お湯だけでも  おいしかった

 

 

本のかおりを  かいでいた

風のにおいを  かんじられた

名もない虫が  すきだった

いきもの全部  友だちだった

暗くなっても  ボールがみえた

雪がふれば  ドキドキした

 

 

カゼぐすりが  のめなかった

0時すぎると  おそろしかった

テレビやラジオに  でてみたかった

はやく大人に  なりたかった

やりたいことは  無限にあった

あしたの先は  はてしなかった

 

 

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